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桃花台とその周辺の「まちづくり」について考える

新たな「新図書館建設計画」に向けて

10月4日、小牧市議会議員選挙に併せて行われた新図書館計画に関する住民投票が即日開票され、現在の新図書館建設計画に反対する票が賛成票を上回りました。

この結果、今後市は新図書館建設計画の大幅な見直しを迫られることになると思われます。

今後の新図書館計画については、個人的には、平成21年3月に策定された「新小牧市立図書館建設基本計画書」を軸に建設されることが望ましいと思っていますが、この基本計画は策定から6年ほどが経過しているため、再度社会情勢や小牧市の置かれている環境の変化などを確認しながら、見直すべきところがあれば見直すといった作業が必要になるかなと感じます。

一方、現在の新図書館建設計画に賛成する票も相当数あることから、CCCが参画して策定された新図書館建設計画についても、改めて市民を交えての評価や過程の検証などが行われるべきなのではないかとも思っています。

 

 

 

さて、これは余談なのですが、小牧市でのTSUTAYA図書館騒動と時を同じくして、神奈川県海老名市の「海老名市立中央図書館」でも、TSUTAYA図書館を巡る騒動が巻き起こりました。

その原因は、図書館に置かれる本。図書館の存在理由は本・資料の所蔵とその閲覧の提供にありますので、まさにこちらの騒動は図書館の根幹を揺るがす騒動だと言い切ってしまっても良いものだと思います。

 

www.asahi.com

 

海老名市立中央図書館で巻き起こっている騒動の原因は、簡単に言ってしまえば、図書館に置かれるべきでない本があちこちに置かれているというところにあります。

上記の朝日新聞ネット版記事にもあるように、「タイ風俗の案内書」なる本は、公的施設である市立図書館に置くべき本ではないでしょうね。

 

実はTwitterなどのSNSでは、これよりも前からすでに、元祖TSUTAYA図書館である武雄市図書館(佐賀県武雄市)の選書の不可解さについて指摘がなされていました。

というのも、SNSではすでに、武雄市図書館が購入している図書の中に数年前の資格試験対策の本だとか、Windows95のように古いOSの使い方ガイドだとか、誰もが見ても図書館としておかしい図書が購入されているとして話題になったことがあります。

 

togetter.com

 

この選書の不可解さがTSUTAYAの在庫が図書館に押し付けられているのではないかとの疑いに繋がり、9月10日にはCCCが「より精度の高い選書を行うべき点があった事を反省しております」とのコメントを発表するまでに至っています。

 

出典:武雄市図書館の選書でCCCが異例の「反省」 愛知県小牧市「TSUTAYA図書館」計画は住民投票へ

 

このような動きを見ていると、図書館という行政サービスは一体誰のためのものなのかという憤りのようなものを感じてしまいますね。

 

 

 

さて、今後小牧市には、ひとまず白紙に戻った新図書館建設計画をどのように再スタートさせていくかという課題が待っています。

 これまで進められてきた新図書館建設計画は一旦白紙に戻りましたが、これはあくまでも、TSUTAYA図書館に関する計画をゼロベースで見直すものです(前回の記事に詳しく書いてあります)。

 

citypeach.hatenablog.com

 

今後も図書館の移転・建設に関する計画は形を変えて進行していくことになりますので、住民投票で反対に投票した人も賛成に投票した人も、今後も引き続き新図書館建設計画の動向を気にかけていただきたいと思います。

 

当ブログでも、私たち市民にとっての最善の図書館が建設されることを願い、今後も新図書館建設計画に関する記事を、微力ながら発信し続けていきたいと思います。